by こんぴら天狗
白樺のチカラ シリーズ
2013年06月20日
「自律神経」2つの役割とは?PART−2
体がなまりっぱなしのラクな暮らしが長く続けば、つねに副交感神経が活発な状態になり、その結果、体内の緊張が緩み、代謝が少なくなり、筋肉が衰えます。通常は、正しい姿勢を保ち適度な運動をすることで筋肉が緊張して発熱しますが、筋肉がやせていけば熱は発生しません。「低体温」の始まりです。「冷え」は、交感神経が優位でも、副交感神経が優位でも生じるトラブルといえます。さらに、刺激のない怠情な生活はけだるさを生み、けだるさから抜け出そうと、人は刺激のあるものを求めるものです。反動で夜更かしや露出の多い服装、暴飲暴食、お酒といったように生活が乱れ、それが体の負担になることも考えられます。副交感神経優位の状態が続くと、白血球ではリンパ球が極端に活発になるため免疫過剰反応が起こり、正常な物質も抗原だと誤認し、抗体をつくるという現象が起きます。その対象は、食べ物、花粉、ハウスダストといった、私たちの生活についてまわる物ばかりです。そして抗体ができると、それらの物質を感知するや否や異物として排除にかかる、つまり間違ったアレルギー反応が生じます。こらが、アトピーや花粉症、気管支炎、ぜんそくなどのアレルギー疾患のはじまりです。
by こんぴら天狗
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