by こんぴら天狗
白樺のチカラ シリーズ
2013年07月23日
体には何事も「ほどほど」がいい。
体の各器官は、全身をくまなく張り巡ってそれらをつなげて統合する、自律神経システムの絶妙なコントロールの下にバランスを保っています。私たちの生命活動を維持するために、たくさんの体内システムが機能していますが、中でも代表的なのが、次の3つのシステムです。1.代謝エネルギーのシステム、2.自律神経系のシステム、3.白血球のシステム、さらに、これらのシステム同士の緊密な連携関係をコントロールし、その采配役となっているのが「自律神経」です。自律神経は、交感神経と副交感神経という、相反する2つの系統から成り立っています。両者がバランスを取りあいながらはたらくことで、体内システムが正常に稼動するといえます。しかし、時に間合いを間違え、いずれか一方に大きく傾くことがあります。そうなると体内システムはとたんにバランスを失い、体に変調をきたします。なぜなら自律神経は、外界から侵入した異物から体を守っている白血球をも支配しているからです。白血球は血中の免疫細胞であり、免疫機能の中心的な存在といえます。したがって自律神経と白血球の連携が、免疫力を大きく左右するのです。白血球の大半をしめるのが、顆粒球とリンパ球です。平均的な構成比率は、顆粒球が60%、リンパ球が35%程度です。しかし、この比率は、外部からストレスに敏感に反応して、変動しています。顆粒球が増えるのは、腸にとっては望ましいことではありません。増大した顆粒球から発生する活性酸素が、胃や腸の粘膜をチクチクと攻撃します。リンパ球の割合が増えるのは、体の力を抜いてリラックスし、副交感神経が活発になった時です。ストレスを極力溜め込まず、副交感神経を優位にしてリンパ球を多めの状態を維持するよう心がけてください。
by こんぴら天狗
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