by こんぴら天狗
白樺のチカラ シリーズ
2013年08月20日
健康の強い味方ー「腸内細菌」とは何か?
私たちの腸の中には、膨大な数の細菌が棲みついています。その数は100兆〜120兆個、種類にして100〜300種にも及びます。腸内細菌のはたらきは多岐にわたり、それは腸内だけにとどまりません。1、免疫力・自然治癒力を高める。2、5000種類以上の体内酵素をつくり出す。3、外界から侵入した細菌や毒素を腸内で排除する。4、化学物質や発ガン性物質を分解する。5、消化・吸収・代謝システムに携わる。6、ビタミンをつくり出す。7、抗生物質による副作用を抑える。「体内酵素」をつくることは、腸内細菌の重大な任務です。というのも、体内酵素の欠乏や消耗は、老化や病気に直結するからです。体全体で、合わせて何種類ほどの酵素が存在するのかはっきりわかっていませんが、5000種類以上の酵素があると考えられています。また、老化と腸内フローラには、強い相関関係があります。特に、腸内細菌の1つであるビフィズス菌の比率は、加齢とともに減少していくといわれます。ですから、長寿を目指すのであれば、よい腸相をつくるだけでは不十分。同時によい腸内細菌を育てていくことが必要になります。腸内細菌の環境は、私たち自身が作り上げるものなのです。その人がそれまでどのような環境でどのように育ち、どのような食生活を送ってきたかによって、腸内フローラの全体像は変わってくるのです。生活習慣や食習慣を見直すことで、数日から数ヶ月で腸内環境を整えていくことは十分可能なのです。
by こんぴら天狗
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