白樺のチカラ シリーズ
2014年04月04日
自律神経のリズムとバランス
私たちがふだん意識することのない生命系のドラマにも波があります。自律神経の本質は波なのです。ふたつの波が拮抗しながらバランスをとっていきます。交感神経の波と副交感神経の波。交感神経は闘う神経です。一方、副交感神経は休息する神経です。交感神経が活発化すると、エネルギーを消費する態勢に入ります。副交感神経が活発化すると、エネルギー消費を抑え、蓄積する態勢に入ります。顆粒球とリンパ球の日内リズムをグラフ化してみると、交感神経優位の日中には顆粒球が血液中に増えています。昼の12時ごろをピークとして明け方までさがりつずけ、午前4時ごろからまた上昇します。副交感神経優位の夜間には、リンパ球が植えます。交感神経は活動を支え、副交感神経は休息、睡眠を支配していることがくっきりと出ています。一年を通して調べてみると、やはり波がありました。リンパ球の数は、夏は増え冬は減る傾向があります。夏は副交感神経優位のリンパ球体質になり、冬は交感神経優位の顆粒球体質に変わります。交感神経が刺激されつずけると顆粒球がどんどん増えます。顆粒球がどんどん増えると交感神経はどんどん緊張してきます。心身一如です。心と体は自律神経でつながっているのです。ふだんから「やばい、交感神経が刺激されすぎているぞ」とか「副交感神経が優位になっていて、いま気持ちいいんだな」などと自覚する習慣をもっているならば、バランスに抵抗したり、リズムに対して無理強いしたりせず、自然な流れに任せる知恵も育っていくのではないでしょうか。 by こんぴら天狗
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