by こんぴら天狗
白樺のチカラ シリーズ
2014年02月04日
「免疫細胞が元気になる」生き方をしよう。
どんな病気もその症状の軽重にかかわらず、無理やストレスがたたって起こっているもの。不健全な生活習慣を続けていれば、体がおかしくなるのは当然です。免疫細胞に元気がなくなり、病原菌やウイルスの増殖を許してしまうからです。そもそも私たちの免疫力・自己治癒力は、ガン細胞にも負けない強さを秘めています。ところが、実際にはガンが勝ってしまう。免疫細胞が十分に力を発揮できていないためです。生活習慣病というのは、自分の免疫力を低下させるような生き方を10年も20年も続けてきた結果の現れです。ですから、特別視されがちなガンも、生活習慣病の1つなのです。生活習慣を改めて、自分自身の免疫細胞を元気ずけるような生き方をすれば、ガンの再発防止や進行遅延は不可能なことではないのです。メンタルな要因も、免疫力を大きく左右します。患者さんが希望をもった瞬間、NK細胞が活性化することは少なくありません。
by こんぴら天狗
by こんぴら天狗
2014年01月29日
「病気にならない体ずくり」とは。
病気というのはじつに主観的なもので、どこからどこまでを病気ととらえているかは、人によって違うのです。患者さん自身が、「私は病気ですから」と決めているわけです。同じ症状を抱えていても、別の人にとってはそれは病気ではないかもしれないのです。つまり、「生きる意味」が人によって千差万別なのと同様、どこからどこまでが病気で、そうならないためにはどうしたらいいのかを決めるのはすべて自分だということ。病気をしない体ずくりというのは、自分で決めている目標を達成するには何が必要かを一番に考えることだといえます。同じ病名の患者さんだからといって、同じ治療法ということはないはずなのです。みんながみんな、不摂生せず質素な食事をし、マニュアルどおりの健康法を実践できれば、生活習慣病やガンには縁のない生活が送れるのでしょうが、そこは人間ですから、いろいろ欲求もあるし譲れないこともあるでしょう。そういう患者さんに対しては、自分で出来ない部分を補う手立てを考えます。しかし、生活習慣の改善以外となると、西洋医学的な治療では限界があるのが現状です。サプリメントの活用も、そうした考えの延長線上のことです。サプリメントを摂りたいと申し出るガン患者さんに対しては、「人でのデーターはありません。動物でのデーター、あるいは細胞レベルのデーターでこういう結果が出ているだけですがそれでいいですね」と念を押すようです。本人が納得されて使うのであればいいと思います。by こんぴら天狗
2014年01月21日
自然医療ー自分の健康は自分で守れる。
”医学の父”ヒポクラテスは、「人間は自然から遠ざかれば遠ざかるほど病に近ずく」といったそうですが、この考えは現代にもそのまま当てはまります。医療技術が発達して強力な薬が出てきた分、人間が本来持ってるはずの「自分で治す力」(自然治癒力)が失われ、文明の利器に頼る暮らしは人間の身体機能を衰えさせて来ました。自然医療とは、西洋医学の考え方にとらわれずに、漢方、鍼、気功、サプリメントなどを複合的に取り入れた治療法ですが、本来の目的は、個人がもっている「自然に治る力」を引っ張り出すことにあります。世界的には自然医療、あるいは統合医療が拡大する流れがすでに起こっています。人間の体は、自律神経系や代謝系、内分泌系、免疫系などのネットワークが複雑に交わりながら機能していますが、西洋医学の治療法では、逆にそれらを狂わせてしまうことが少なくありません。たとえば喘息の症状に用いるβ刺激薬は、気管支を広げる代りに動悸や冷や汗といった症状を起こさせ、自律神経を乱します。自然医療や総合医療ではそうした薬はいっさい用いないと思われがちですが、必要に応じて使用しています。ただ自然の力をいかに活かすかを念頭に、その薬は本当に必要なのか、自然治療的なアプローチではダメなのかと、つねに検討するスタンスをもつところに真意があります。 by こんぴら天狗